中国へ輸出できるのはリンゴとナシだけ!?
こんにちは!
暑い日が続きますが夏野菜が美味しい時期ですね。
近年、農産物の海外輸出が注目されていますが、各国で輸出できないものがあることをご存知ですか?
日本から中国へ輸出できる果物はリンゴとナシだけなんです。
もっと輸出されているイメージがありませんか?
それは香港・台湾への輸出が活発だからかもしれません。
香港へはブドウ、ウンシュウミカン、カキ、サクランボ、キウイフルーツ等他にも輸出できます。
「日本での輸出検査を受けずに輸出できる」とのことで、輸出ハードルも低いことが伺えます。
他の果物、野菜、切り花についてはこちら↓
・植物防疫所、香港 品目別検疫条件一覧表(携帯品)
https://www.maff.go.jp/pps/j/search/ekuni/as/hongkong/keitai.html
日本からの農林水産物・食品輸出額は、香港が1位です。
出荷額は2,060億円
うち農産物は1,506億円(73.1%)
野菜・果実等は153億円(7.4%)
2020年の農産物・食品出荷総額は9,217億円(前年比+1.1%)
内農産物 6,560億円
農産物出荷額の約23%が香港という結果になります。
しかし、日本産は高品質だから高く売れるだろうというイメージだけでは危険です。
現地の情報を入手したり、テスト販売で様子を見る方が得策といえます。
福岡農産物通商株式会社の調査によると、
・競合国の品質、生産技術、品種数が高まっている
・現地では安全性について、原発事故の影響が払拭されていない可能性がある
などの報告があります。
果実を始めとする青果物は長距離輸送が難しいので、中国や香港、台湾、東南アジアがおすすめです!
ぜひ海外輸出を検討してみてください!
参考文献
・植物防疫所、中国 品目別検疫条件一覧表(貨物)https://www.maff.go.jp/pps/j/search/ekuni/as/china/kamotsu.html
・農林水産省、農林水産物・食品の輸出に関する統計情報、令和2年度、農林水産物・食品の輸出額https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/attach/pdf/zisseki-274.pdf
・農林水産省、農林水産物・食品の輸出に関する統計情報、令和2年度、令和2年農林水産物・食品の輸出実績(国・地域別)https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/attach/pdf/zisseki-283.pdf
・福岡農産物通商株式会社、香港・台湾・タイにおける日本産青果物はにおける『ジャパン・ブランド』の確立