輸出の流れ

今回は輸出の大まかな流れを簡単にご紹介します!

「輸出」と聞くと商品を日本から外国へ運び、現地で販売するだけでしょう?と想像できると思います。
実際の流れはどのようになっているのでしょうか。

大きな流れは、以下の3STEPです
1.契約段階⇒2.輸送段階⇒3.決済段階

 

1.契約段階

1-1 商品と取引先の選定
〇市場、商品、国、取引企業の選定
〇商品が相手国側で許可・申請の対象品目か、あるいは法定検査が必要かの確認

1-2 契約交渉
商品価格、決済通貨、決済方法・時期、品質・数量、輸送方法と引渡時期、梱包条件、検査方法・時期、アフターサービス、PLの扱い、トラブル時の対応等、売買の諸条件を取引先企業と決めます。

1-3 契約締結
契約交渉で合意が成立したら英訳所を作成します。国際契約においては英文契約書が一般的です。

 

2.輸送段階

2-1 輸送手段と商品の搬入
海運(通関)業者を通じて、船腹予約など輸送手段を確保します。また、輸送中の事故などに備えた保険付与を行います。
準備が整い次第、通関のための保税地域へ貨物を搬入します。

※保税地域とは?
“保税地域とは、簡単に言うと、外国貨物を外国貨物のまま置くことができる場所です。外国貨物とは、これから輸出しようという貨物であれば輸出許可後の貨物、輸入してきた貨物であれば輸入許可を受ける前の貨物のことです。

(引用元:らくらく貿易、貿易コラムhttps://www.rakuraku-boeki.jp/column/moto_tsuukanshi/2018-03-27#:~:text=%E4%BF%9D%E7%A8%8E%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E7%B0%A1%E5%8D%98,%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%80%81%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

2-2 通関手続き、商品の積込・輸送
通常は輸出者側で輸出通関、積込の手続きを行います。国境輸送の後、輸入者側で輸入通関手続きを行います。通関に関わる申請はオンライン化が進んでいます。

3.決済段階
代金の決済と商品の引き取りを行います。輸入者は代金を支払い、貨物を引き取ります。ただし、決済のタイミングは契約条件によって異なります。

輸出の大まかな流れをつかむことができたら嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!

参考文献

・JETRO、輸出、図解・貿易のしくみ、貿易の流れ{https://www.jetro.go.jp/theme/export/basic/trading/

 

2021年2月8日
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